従来の工法

●補修・補強工法に求められる効果

安定した防食効果補強効果

①現場での安定した施工品質
②腐食の進行を抑制【防食効果】
③低下した耐力を回復【補強効果】

●附属物(標識、照明施設等)点検要領に記載の工法

損傷度c、ⅱに対応 損傷度e、ⅲに対応
塗装処理 内部充填補強工法
ガラス繊維シート工法 ベース部根巻きコンクリート
アラミド繊維シート工法 補強鋼板根巻き工法
重防食根巻積層嵩上補修工法 あて板補強工法
防食効果に特化 補強効果に特化

従来の工法は、「防食効果」or「補強効果」の2択+熟練度が必要な工法が多い

⇒補修・補強工法として「真に有効な工法」ではない

従来の工法ー塗装処理ー

溶融亜鉛メッキ+防食塗装(タールエポキシ樹脂塗料) ※新設時

地際部では、塗装処理での防食効果は薄い

従来の工法ー鋼板溶接ー

鋼板溶接による補修・補強

補修・補強工事直後は耐力回復可能だが、同じ要因にて、短期間で鋼板ごと貫通孔食が発生

鋼板による補修・補強では、短期間での延命が限界

従来の工法ーシート貼付工法ー

シート密着性が低いと柱揺動時の応力集中により、シート剥がれを誘発

腐食対策のシートにより、短寿命化の恐れ